ビジネスにおける人材育成研修の中でも自らの意思でセミナーに参加したり、知識を付けたり意識改革を行うのが自己啓発、つまり「SD(=Self Development)」というものです。SDの方法は多岐に渡り、書籍を読むことや社内外のイベントやセミナーに積極的に参加するなど、形態を留めません。資格の取得や通信学習もこれに当たることがあり、会社によっては制度で費用の負担や奨励金などの支援を行うという所もあります。自己啓発は自分の意思で、自分の足りないと感じる能力や伸ばしたいと思う部分を育て、それをビジネスに応用していくのが目的の人材育成研修の形態です。そのため何を学ぶか考えるという時点からSDは始まっています。何が自分に必要か見極めてSDの選択を行いましょう。
自己啓発は他の人材育成研修方とは異なり、自分一人で行っていく必要があります。方法も内容も自由度が高いことが魅力ですが、しかしそこに落とし穴もあるのです。一人では挫折してしまう、中途半端で終わってしまうなど、特有のデメリットがあることを把握しておきましょう。さじ加減を自分で調整できるため、向上心のある人はeラーニングや読書、休日のセミナーなどに参加するこでより高みを目指すことができます。しかしSDは自身の能力面のみならずメンタルやビジネスマインドを成長させる目的があります。資格取得や講座の単位取得など、目標を明確に持つことができるSDの特徴を生かして自分のペースで着実に進歩していくことができるのです。自分のスキルの把握やメンタル面の波なども把握できるようになるのがSDという人材育成研修の利点です。
人材育成研修は目的によっても内容が異なります。企業の長期的な成長を維持する目的の他にも社員の育成や課題解決、業務や社員同士に対する意識の持ちようの教育など、研修の目的は様々です。ここでは研修の対象ごとの目的をまとめました。
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